社内ファイルサーバーをクラウドへ移行
テレワーク導入の第一歩
2020年12月17日
データの価値と需要がますます上昇している今、データの損失は企業に大きな損害をもたらします。また、コロナ禍の逆境を好機と捉え、各社テレワークへの移行を進めております。
そこで次のような要望はございませんか?
* 老朽化したファイルサーバーを買い替えたい。
* 社外からファイルサーバーにアクセスできるようにしたい。
* 誤って削除してしまったファイルを元に戻せるようにしたい。
* 災害や故障でファイルサーバーが停止しても速やかに復旧できるようにしたい。
* これまでと同じように使えて、必要十分なセキュリティを確保したい。
弊社でもこれらの状況を鑑みて、ファイルサーバーをクラウドへ移行し、これまで通りに業務を遂行できるかどうかを検証してみました。弊社で検証しているのはAWSの「Amazon FSx for Windows
ファイルサーバー」(以下、FSx)です。
結果は良好で、社内では「性能が以前より上がった」、「自宅や出張先でも使えて便利になった」などの評価を得ております。
安全に接続
各パソコンとファイルサーバー間の通信は、VPN🔒で暗号化しています。VPNはWindowsのアプリケーションで実装していますから、VPN対応ルーターを用意する必要はありません。パソコンを社外に持ち出して、ファイルサーバーにアクセスすることもできます。
さらに弊社では、接続元のチェック処理を追加して、社外からアクセスできる社員を限定しています。接続状況を画面でモニタリング、不審なアクセスはメールで通知することもできます。
高い耐久性
ファイルサーバーはFSxです。FSxにはディスクが2つあります。常にデータが複製(ミラーリング)されているので、ディスクの1つが故障しても、残りの1つで業務を継続できます。壊れたディスクの交換は自動的に行われます。
バックアップは日次で「Amazon S3(エススリー、Simple Storage Service)」に保存されます。「Amazon
S3」は3つのデータセンターで構成されています。例えば、1つのデータセンターが地震で停止しても、残り2つのデータセンターでバックアップを保護します。
ミスを帳消し
誤って削除したり上書きしてしまったファイルを元に戻せるようになりました。シャドウコピーという機能の効果です。
ファイルの取り出し作業をIT管理者に依頼する必要はありません。フォルダやファイルの上で右クリック操作をすることで、元のファイルを簡単に取り出すことができます。
このように大企業並みに整備・自動化された環境を低コストかつ短期間で使い始める事ができるのは、クラウドならではのメリットです。クラウドでは、ハードウェアの老朽化やOS(Windowsなど)のアップデートに対応する必要もありません。読み書き性能の向上やディスク容量の追加も管理画面から行えます。
現在は、ノートパソコンよりも軽いタブレットなどで仮想デスクトップ(VDI)を使えるかどうか検証を進めております。
貴社におかれましても導入をご検討の際には、こちらよりお問い合わせ下さい。